「差別化戦略」品質だけではない差別化が必要 な理由。

はじめに

昨今のコロナ禍の影響もあり各企業はじめ事業者は、ますます差別化を取り入れた戦略、「差別化戦略」がより求めらるようになってきたように感じます。私自身も1人の個人事業主として差別化戦略は積極的に取り組むべきものでありますが、そうした意味からも今回はこの差別化戦略というものに関して、どのように実行するべきのかなどを簡単に触れてみたいと思います。

「差別化戦略」とは?

差別化するというのは文字通り他とは異なるアプローチをとって差異を設けることです。そしてその効果で自社の利益やブランド力をあげることが差別化戦略となります。

差別化戦略のメリット

最大のメリットは安易な価格競争から脱出し、独自の価値観で勝負ができるという点です。周囲に合わせ価格を下げざる得ないという場合も、差別化が図れた強み・価値といったものが認知されればそうした状況でも焦る必要がありません。

差別化戦略のデメリット

デメリットはそうした付加価値などの考案、ブランドを育てるのは時間と労力がとてもかかるという点です。また新規事業ではなく既存の事業で差別化戦略をとりいれる際、品質やサービス向上のための価格上昇に伴いこれまでのファンが離れていく可能性もあります。

 

品質だけでなく体験や感動を生み出す差別化を目指す

最近の製品やサービスはとても質の高いものが多く、その質の良さだけで勝負をするというのはよほどのモノがないと厳しいと言わざるえない感じにもなっています。質の良さプラスアルファなにか別の付加価値というものが求められていますし、自分が実際ユーザー側の視線でみればやはりそう感じます。

そこで差別化戦略という観点から、先日放送された「ガッチリマンデー(TBS)」の「坪月収30万超えの大繁盛展!」特集内で紹介されたとあるお店に着目しました。

それは昨年10月に京都にオープンした和栗専門「沙織〜さをり〜」というお店です。
ここはこれまでにない新しいモンブラン看板メニューに据えた差別化戦略が見事にハマり、コロナ禍で厳しい飲食産業の中でも毎日大盛況で坪月収30万以上という売上を達成しています。看板メニューのモンブラン細さ1mmで絞り出された栗がまるでパスタの様な様相でお皿に盛られ、さらにその様子をお客さんの目の前でパフォーマンスしてくれるため写真を撮りたくなること間違いなし。
1皿に国産の高級和栗を11個も使用しているのでお味はもちろん良質、さらにこれまでにない見た目とそれを間近でみられることでお客側に新鮮な体験と感動を与えているという素晴らしい差別化だと思います。

結果、1皿1,800円というモンブランにしてはかなりお高い価格設定でも、連日客足は絶えずの大盛況になっています。

面白いのはモンブラン自体は以前からあるメニューだということです。そこに新しい要素とそれに連なる戦略を組みわせて見事に成功しています。最近ではこのモンブランに酷似したメニューを展開しているお店も増えており、こちらはすでに成功・開拓された道に追いつくという差別化を図った戦略によるものだと言えますね。

いずれにしてもしっかりとした品質を根底にもちつつ、そこに体験や感動といったプラスアルファがあるということはより強い差別化につながります。さらにすでに出来上がった道ではなく、自身で開拓してこそ意味のある戦略とも言えるのかなと。上記のお店の様に基盤となるものは以前からあるものでも、少し視点と発送を変えることで新しい体験や結果を生み出すこともできる場合もあるのではと思います。

最後に

差別化戦略の目標の1つしてブランド価値を高めるというものがありますが、現在のコロナ禍のような世界的規模の危機のようにブランド価値だけでなく「安心できる」という別の要素も今後は視野にいれる必要もあるかなと思います。とはいえ差別化戦略が成功した際に得られる効果は大きいものには変わりないでしょう。

確かな技術で高品質な製品・サービスを生み出しても、その見返りに相応しい価格で提供したいのにすることができないという場合は往々にしてあると思います。特に中小企業など技術はあるのにマンパワーや資金などに限界がある、といった場合にはこうした差別化戦略というものはかなり効果があると思います。

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