個人事業主(フリーランスデザイナー)はインボイス制度の登録見送りが当面ベターな件

個人事業主のインボイス制度の導入の是非について

2023年10月1日より正式に施行されるインボイス制度。
その存在を知ってから今日に至るまで、それはもう色々と自分で調べられる範囲で調べました。結局のところ結論から先に言えば、現状私のように個人事業主として起業していて、年間売上1000万円以下という事業者の方は、インボイスに登録するメリットは皆無というのが個人的な見解です。※恐らく個人事業主の方の大半は該当するのではないでしょうか。(しかもデザイン職であれば尚のこと)

ただそうは言っても、取引先によってはインボイスに入らないと契約が打ち切りになってしまう、あるいは新規の仕事が請けにくい・取りにくい、他のインボイス登録事業者に仕事が流れてしまうという場合が今後でてくるケースが多くなるかもしれません。
そうした場合は、正直なところ結局は取引先次第というのが今のところ一番で、多くの請負先からインボイスへの登録を要求されたら一人の個人事業主という立場では、長い物には巻かれるしかないという実態がこの制度の中止を要求したくなる要因の1つなのかなと私なんかは感じます。
インボイスに登録することでこの先の契約も継続できる、というのが1つのメリットとだと言えなくはないですがそれはただの詭弁です。そもそもこの制度がなければ面倒なことは何もないのでまったくもって納得はできないでしょう。

インボイス制度自体その内容としては正論なものではありますが、その陰で得をしているであろう上級の方々がいるんだろうなという政治的な観点。そして個人事業主という言ってみれば、社会的に弱い立場の人間に寄り添っていないという部分も個人的には納得できかねる制度です。
繰り返しますがほとんどの個人事業主はインボイスに登録すると、基本的には売上ダウンと余計な課税処理などの経理作業の時間が増えてしまいますから。

一応「経過措置」という制度が設けられており、施工後3年間は8%、その後3年間5%の税率が免税事業者からの請求でも事業者側は控除ができるようにはなっています。
ただしそれも計6年間のハナシですし、3年後には最大で5%分の税金しか控除できない=5%しか税金を上乗せできないということになります。
あるいは取引先によっては変わらず10%の税率のまま取引してもらえるという場合もあるかもしれませんが、その辺は取引先自体もこのインボイス制度の導入への対応に色々と困惑しているという事実も関係しているかと思います。

いずれにしても税金をフィーとしてみなくてはならないような料金設定や、取引先からの打診といったものを一蹴できるくらいの余裕が全ての個人事業主にあればそれに越したことはありませんが、実際のところはそう簡単ではないというのが今の日本社会の現実なんだと思います。

私自身インボイスの登録はしばらく見送るつもりですが、今後の状況次第では登録せざる得ないこともやってくるなという覚悟はしています。ただ先延ばしにしている感もなくはないですが、それでも余計な税務処理のために時間を費やすよりかは、もっと純粋にデザインをする部分に時間を使いたいなというのが本当のところの本音です。

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