誰でもできる、ちょっとだけデザインを良くするためのコツ。

はじめに

ここでご紹介するのはデザインの具体的なスキル云々といったものではなく、その作り手側のデザイナーの身体やココロの部分をケアするなどといったことで最終的に生み出すデザインの質が少しだけ上げようというものです。
多くのの方はすでに実践済み、もしくはそんなの意味でしょなんて思う方もいるかもしれません。

ただ個人的にデザイナーという職業上、身体とココロに作業する環境いったものが良い状態であればあるほどデザイン制作においてより良いものができると思っています。
これは別段デザインにだけの話ではありませんが、モノを生み出すという観点からデザイナーには特にその傾向といったものが強いのではと感じます。

そう意味で本記事をみていただければ幸いです。

デザイン制作前に士気向上

みなさんはどのようにしてデザイン制作などの作業に入りますか?
私は自宅オフィスということもあり仕事モードへの切替という意味で、デザイン作業に入る前に自身の軽い準備体操をとクリエイティブな部分を刺激するようにしています。

フリーランスのデザイナーは自身の環境に併せて仕事ができるという利点の反面、決まった時間に出勤・業務開始といった規則性のあるルーティンのようなものはありません。もちろんそれが魅力の1つではありますが自身ですべてスケジュールを決めて行動しなければならないため、私のように自宅で仕事をするという場合にはなかなかプライベートと仕事時への切替が難しいなんていうコトもあったりするのではないでしょうか。

そういった際に、自身のココロと身体をほぐして仕事モードへすんなり移行するという意味で、まずは軽くストレッチやラジオ体操などを行います。
体全体がポカポカする程度に身体を動かしたなら、次はネットや手元にある画集など自分の好きな作品などを眺めるなどしてクリエイティブな部分を刺激して創作意欲をあげましょう

早い話が、気分を上げて作業をしよう!というものです。

これらによって身体の血の巡りがよくなりスッキリと思考がまわるようになりますし、好きな作風の作品をみることで自然と自分の中に創作意欲が刺激され身体とココロが良い感じでクリエイティブな方向へとスイッチが切り替わるようになります。
デザインデータの作成をはじめ割とデスクワークが多くなりがちになりますが、だからこそ適度な運動であったり気分を上げる要素というもののが必要になってくると思います。
そうしたものをうまく取り入れることは最終的に出来上がるデザインにも少なからず影響があるとな思います。

集中力を持続させるために

個人的には集中力の継続というものは年々落ちてきているなと感じる今日この頃ですが、この集中力というものに関しても多少の工夫の余地はあります。

とても集中できているゾーンのような状態に入っているような時は良いですが、なんとも集中力に欠けるなという時は少なからず誰しも経験していると思います。
特に自宅オフィスといった環境下で仕事をされる方は、集中力を分散させる要素も周囲に多いこともあったりするのでよりその経験はあるのでないでしょうか。

集中力が欠けてしまうと作業時間が無駄に伸びるだけでなく、その状態でつくりあげるデザインにも良くない影響を及ぼす可能性があります。

そんな集中力がなかなかうまく持続できないとな、という場合にオススメなのが

「ポモドーロテクニック」というもの。

ポモドーロテクニックとは大きく分けて5段階に分かれた、集中力を上げ生産性を高めるための時間管理テクニックです。
ざっくりの説明になりますが、まずは1日の仕事のスケジュールを最初に決め「25分作業後に5分の休憩をとる」というものを1セットにし、それを4セット終了したあとは2,30分の長い休憩を挟むというものです。

25分間は完全にその作業に集中しなければならないので、トイレいくのもスマホみるのもNGということで短い時間ですが慣れるまで結構きついかもしれません。
注意しなくてはいけないのは、ただこのセットを行えば良いというものでもなくきちんとポモドーロテクニックの5段階の要素をしっかりと把握して行うのが重要です。

詳しく知りたい方は公式サイト(英語版)か解説している日本語サイトが多々ありますのでそちらを参考に試してみてください。

ポモドーロテクニック以外にも集中力を高めるものは色々あるとは思いますが、あくまで私自身が経験したものではこちらがオススメかなと感じます。

デザイン提案前に一呼吸

フリーランスのグラフィックデザイナーの方で、デザインが完成したらその足でクライアントにそのまますぐに提案しているなんていうことはないでしょうか?
デザイン完成時は作り手側のテンションとしてはピークに達しているのかなと個人的に思っているんですよね。

そのため多少デザインに対しての見方が甘くなっているというか、作っている時の高いテンションのままで冷静に全体を見れず見落としているものがあったりする可能性があると感じます。

スペルチェックなどのケアレスミスの確認はもちろんするかとは思いますが、完成したデザインに関しても少し時間を置いて客観的な目線でみてみることをオススメします。
そうすることで制作時には気づけなかった部分が見えてくるという場合もありますし、やっぱりそのまま提案できるなと改めてしっかりと判断できるというものです。

いずれにしてもそのまま提案するよりかはより自信を持って提案できるようになると思います

一呼吸おく時間はコーヒータイムなど短いものから、日を跨いで改めてという場合などデザイナーさん次第ですが、とにかく大事なのはデザイン提案時に一呼吸おくということです。

まとめ

今回ご紹介したものはその効果の是非はともかく誰でも行うことのできる簡単なものです。
主にデザインをつくるデザイナーのフィジカルやメンタル的な部分を刺激したりすることで結果として出来上がるデザインが少し良くなる、という程度の話ではありますが地味に有効な場合もあると思います。

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