「ブランディング」と「デザイン」でブランド価値を高める

ブランディングとデザインの必要性

現代では良くも悪くも様々なモノが溢れており、製品やサービスなど「安くて高品質」なんていうことは最早当たり前になってきています。インターネットの普及でビジネスに参入してくるライバルが増えたということも、こうした背景をより加速させたともいえます。

そうした中、個人事業主や中小企業などが、期待している成果を出すのは以前にも増して難しくなったといえます。ユーザーが求めている品質の期待値はドンドン上がり続け、常に新しいモノが生み出されていく市場についていくのは至難の業です。また、せっかく良い製品やサービスを生み出したとしても、多くのライバルがひしめき合う中でユーザーに選んでもらうのはもちろん、その前に認知すらしてもらえないなんていうことも起こり得ます。

良いものを作って宣伝すれば売れる、という時代はもはや遠い過去のものです。これからはより戦略性をもって他との差別化ができる事業だけが生き残っていけるサバイバルな時代だと感じます。

ではどうすれば差別化をすることができるのか?
そのために行うべきは「ブランド」の確立とその価値を高めること、そしてそれを可能にするのが「ブランディング」と「デザイン」です。自社の理念・思いといったものをデザインを駆使して具体的なカタチにし、ユーザーに届けブランドを成長させるのが目的です。ブランドが成長することで、価格競争からの離脱、ユーザーの顧客化、信頼と評判という見えない価値をユーザーに認められるようになり、計り知れない恩恵が得られます。

ブランディングはブランド価値を高める施策

具体的にブランディングとはなんなのか定義化するならば、自社のブランドを確立させその価値を高め続けるための施策と個人的には思っています。

時代の流れるスピード感というものはここ数年でさらに増し、企業も製品もサービスも、そして人材さえも次々と新しく高品質なものが台頭し続けています。そのなかでユーザーに選ばれるには、自社のブランドを確立させその価値を高めることがこそ重要であり個人事業主、中小企業が大手にも負けない存在になり得る方法だと感じます。

そもそもかつてブランドとは製品を区別するためのものでしたが、今では企業や製品・サービスなどにおいてユーザーからの「信頼」「評判」「約束」といった目には見えない価値こそがブランドの定義となっています。
買い物をする際にも単に価格を重視する場合もありますが、重要で大切なものを購入する時ほどブランドというものを意識されるのではないでしょうか。

ブランド=高級品というイメージをもたれる方も多いかもしれませんが、その実ブランドはありとあらゆる企業、製品・サービスにあって然るものです。もし「ウチみたいな小規模なところにはブランドなんて大層なものは必要ない」と思っておられる経営者の方がいれば、まずはブランドに対してのイメージを払拭するところからはじめると良いかもしれません。確かに開発力やマンパワーなどで大きな企業などに対抗するのは難しいですが、ユーザーにとって魅力的なモノを生み出すということ自体はその限りではありません。

そうしたことからブランディングと聞くと大手企業だけが行うものだと認識されそうですが、個人事業主や中小企業こそブランディングを行うべきではと個人的には思います。最初にお伝えしたように今の時代ライバルが多く、準備不足な状態で広告を打ち出したところで焼け石に水状態です。ブランディングをしっかりと行い他社との違いをしっかり見出し、差別化を計ることでブランドに価値が生まれユーザーにとって魅力的な存在になるのではないでしょうか。
またPDCAサイクルをより迅速に回せるという意味でも、小規模な企業などの方がスピード感をもってそれを行うことができますし、社内全体でのブランド価値の共有もしやすいと言えます。

デザインで問題解決、戦略を実現

ブランディングをする上で「デザイン」は必要不可欠な要素です。どれだけ優れた戦略も、効果的で魅力的な発信ができなればユーザーの耳には届かずじまいになってしまいます。しかしブランドイメージ・魅力を充分に体現したデザインであれば、ファンを獲得できるようになりブランドの価値を上げていくことが可能になります。

そもそもブランディングを行うきっかけとなった悩みや問題といったものを根底から解決するのもデザインの役目です。そのため単に見た目だけが整っているようなものでなく、しっかりと問題解決ができるデザインを採用しなければなりません。そのためにも早い段階でデザイナーとブランドイメージの共有と問題提起を具体的に伝え、的確なデザインを提案してもらうようにするのが良いでしょう。

ブランディングには時間がかかる

ブランドの確立と価値を高めるという作業はとても根気と時間のいるものになります。最初から全てがうまくいくことはほぼなく、色々試行錯誤を繰り返しながらのトライ&エラーになるのは間違いありません。ブランドを育てるというのはとても時間と根気のいるものです。そのためなかなか結果が出ずに途中で自信が失ってしまい、間違った方向性へブランドの方針を変えてしまわない様に、出来る限り最初の段階でブランド価値に反映させたいものを徹底的に煮詰める必要があります。コロコロと政策を変える様な政治家が国民から信頼が得られないのと同じです。最初に決めた1つの大きな思いはしっかりと軸にし、ブランディングの中のアプローチや製品・サービス自体をブラッシュアップしていくことが大切です。
ひょんなことからSNSでバズったり、何かのキッカケで凄まじい勢いで口コミが広がっていったりと、運が絡むところもあるかもしれませんが基本は時間のかかる施策だと言えます。

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