フリーのグラフィックデザイナーとして振り返る2020年と2021年への展望

新型コロナウイルスによる影響

率直にいって2020年はとにかくフリーのグラフィックデザイナーとしても一人の人間としても、公私にわたってとにかく新型コロナウイルスに散々振り回された一年といった過言では無いでしょう。
去年の今頃はまさかこんな状況になっていようとは夢にもおもっていませんでしたから、、、本来であれば2020年は東京五輪も開催され例年よりも賑わいのある一年になったはず。
そして私もそうしたムードを背景に仕事もプライベートでも色々と新しいチャレンジを、なんて今年のはじめに思っていましたが、結局そういったものは1つも実現はしませんでした。

もちろんこうしたピンチの状況をチャンスに変えるということも必要だとは思いますが、私自身が基礎疾患を患っているという点、そしてその治療のため日々免疫抑制剤を服用しているという点が、通常の人に比べその足を重くした要因の1つでもあります。
また自分が感染した際のリスクに加え、身近にいる高齢な家族などのことも考えれば、なかなか表立って営業に赴いたり新しい試みをするための外出というものができなかったという部分もあり、そうした思いとは裏腹に行動に制限をかけざる得ない状況はほんとうにジレンマでした。

そして新型コロナの影響で様々な企画・イベントの中止、進めていた案件の頓挫など、フリーのグラフィックデザイナーとしてははっきりいってしまえば例年以下の業績でしたし、新規案件やクライアントの獲得といったものも低迷したといえる一年でした。

プライベートに関しても、趣味にしている劇場での映画鑑賞も人の密というものを気にするとやはりできなくなってしまったり(いまだに鬼滅の映画行けず、、、)、友人や知人と会う機会もほぼなくなってしまいましたし、まるでかつての療養生活を彷彿とさせる隠居生活を送っていました。
ただ救いなのは今のご時世、家の中でも楽しいこと・やれるはたくさんありますし、特に私は自宅で仕事を含めやれることはたくさんあったので、そういう部分は普段とそこまで大きく変わらない生活だったといえるかもしれません。

とはいえ、未だに日本国内でも世界各国においてもこの新型コロナウイルスの猛威は衰えず、今年はこれまでにない不安いっぱいの中で年末を迎えています。
この新型コロナの脅威に関しては年齢や職業・置かれている立場や環境なども影響し、人によって新型コロナに対する温度差が激しいなと感じますが、個人的にはこの新型コロナの影響というものはこの先最低でも3〜5年くらいは残るかなと感じています。

また、最近では英などから広まっている変異種といった新たな脅威も増えており、まだまだこのウイルス自体が未知の部分が多いため、この先もこうしたウイルスの変異というものは十分に考えられます。
それこそ症状の重篤化や致死率の高まりといった感染リスクの肥大も懸念されますし、そうなったらほんとうに映画「コンテイジョン」のような事態になってしまう気もします。もちろんできればもちろんそうはならないで欲しいなとは思いますが、正直なところこればかりは私たち人間にはどうなるかわかりませんね。

ただ1つ言えるのは、フリーランスとしてはこの先はこれまでより色々な視野を持って行動をすること、感染対策という部分では個人レベルにでできることをしっかりすること、こういったことがより求められていくなということです。

フリーランス・個人事業主にとってはこの先は決して明るい未来が待ち受けているとはいえませんし、むしろかなり厳しい状況が続くのではと思います。
しかしこの窮地の中でしかみつけられないチャンスというものが絶対あるとは思いますので、いかに自身の視野を広げそのチャンスを見つけられるかが鍵となるはずです。
そしてこれまで安定して請けていた仕事がなくなった、大手で信頼のあるクライアントから契約が打ち切られた、なんていったことに遭遇しても生き抜いていけるよう、より他との差別化を図ったセルフブランディングなどを行い自身の価値を高める必要性が増したと思います。

感染対策としては引き続きのマスク・手洗い&うがいといった基本的なものは続けていきますが、来年以降にワクチンが日本国内でも浸透するようになった時、また1つ生活レベルのシフトを変えられるかどうかなという気がします。
少なくても個人的にはですが、来年の4月くらいまでは引き続き自宅での自粛を主軸に、必要最低限の外出になるかなぁというところです。そのため2021年の年明け後もしばらくは今と変わらないライフスタイルかなと思います。

最後に

最後に、この場を借りて今年も色々ほんとうに大変な中ではありましたが、こんな中でもMK ACT GRAPHICにご依頼いただいたクライアントの皆さまに感謝の意を述べたいと思います。

ほんとうに ありがとうございました。

来年以降、どうなるかまったく分かりませんが、引き続き自分のもてる精一杯をもって2021年もデザインを通してみなさんのお役に立てられれば幸いです。

Have a great rest of the year.

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